アミューズが描くアジア市場に向けたライブ・ビューイング事業の未来
総合エンターテインメント事業を展開する株式会社アミューズは、2025年4月、シンガポールに新たに設立した「LIVE VIEWING ENTERTAINMENT Pte. Ltd.」(通称LVE)を通じて、アジア市場でのライブ・ビューイング事業に力を入れる方針を示しています。これは執行役員の馬場恭平氏が担当する新たな挑戦であり、アミューズのグローバル戦略の一環として注目を集めています。
ライブ・ビューイング事業とは?
ライブ・ビューイングは、コンサートや舞台、アニメなどのエンターテインメントを国内外の映画館で中継する事業です。これにより、遠方に住むファンたちもリアルタイムで感動を共有できることが特徴です。株式会社ライブ・ビューイング・ジャパン(LVJ)は、2007年の設立以来様々な公演を中継し、この分野でのパイオニア的存在となりました。
馬場恭平氏の思い
今回のインタビューは、アミューズが「TOPICS」ページで展開しているもので、馬場氏は自身のキャリアについても振り返っています。彼は2007年にアミューズに新卒入社し、テレビ制作からキャリアをスタートしました。最初に携わったのは、サザンオールスターズのライブ案件であり、これがライブ・ビューイング事業への道のりの始まりとなりました。
「エンターテインメントは多くの人に楽しんでもらうものであるべき」と語る馬場氏。コロナ禍を経た今、人々は「生中継」の体験をより求めていると感じており、ライブ・ビューイングの新たな価値を感じていると言います。彼は、より多くの人がこの体験を通じてエンターテインメントに触れられるよう、日々努力しているのです。
アジア進出の鍵
後編では、アジアへの進出のための具体的な戦略が語られました。新会社LVEの設立は、アジア市場における中継コンテンツの配信を目的としており、Caton Technologyとの提携がその一助となっています。馬場氏は「シンガポールを拠点に、アジアの文化を日本に、また逆に日本のコンテンツをアジアに届けるハブになりたい」と熱く語ります。
また、バンコクへの赴任が決まった馬場氏は、「人生は一度きり。楽しみながら挑戦したい」との心境も明かします。彼の抱く大きなビジョンは、多国籍文化を繋ぐ架け橋としての役割を果たすことにあります。
エンターテインメントの未来
アミューズが描くこのグローバルなビジョンは、今後のライブ・ビューイング事業の発展にとっても重要な一歩です。アジア市場は、独自のエンターテインメント文化を持ち、それに富む観客が存在します。LVJがこの市場で成功を収めることができれば、アミューズ全体の成長にも寄与することでしょう。
ライブ・ビューイング事業の未来は、アミューズとともに進化していくと言えるでしょう。新たな挑戦を続けるアミューズの動向から目が離せません。