福岡が今季初の2連勝を達成
2025年10月18日(土)、B.LEAGUE 2025-26シーズンにおいて“りそなグループ B.LEAGUE”の試合が開催されました。福岡県で行われた対戦では、ライジングゼファーフクオカが岩手ビッグブルズに73対59で勝利し、今季初の連勝を達成しました。
試合の流れ
この試合は、前半と後半でそれぞれ異なる展開が見られました。第1クォーターでは、福岡の#12寒竹選手がフリースローで先制点を挙げ、その後#32狩野選手が立て続けに3ポイントシュートを決めるなど幸先の良いスタートを切ります。福岡は、#5リードや#24バーレル選手も内外から着実に得点を重ねる一方、岩手に連続得点を許し、共にスリリングな攻防が繰り広げられました。
しかし、試合の流れは第2クォーターで一時岩手に傾きます。連続で得点を奪われてリードを奪われた福岡でしたが、#33加藤選手が3ポイントシュートで流れを変え、フリースローでも得点を重ね再びリードを奪還しました。前半はミスが目立ちターンオーバーが10回、オフェンスリバウンドも7本奪われる厳しい展開でしたが、長身の#34アギラール選手やバーレル選手の活躍に助けられ、6点のリードで前半を終えました。
後半の展開
後半に入ると、福岡の#8青木選手がフリースローからの得点を記録し、続いて再び3ポイントシュートを決めることでチームに勢いをもたらします。それでも岩手の連続得点により点差は縮まりますが、アギラール選手の持前のハードディフェンスと得点力が再び福岡を突き放させる要因となります。
第4クォーターでは、シュート精度が欠如しオフェンス面で厳しい時間が続きますが、福岡は必要な得点を加藤選手や速攻からの得点で再び点差を広げます。試合終盤は激しい攻防が繰り広げられ、バーレル選手とアギラール選手が共にダブルダブルを達成する活躍を見せ、福岡が粘り強く戦い抜いて連勝を収めました。
チームの課題
試合後、福岡の福島雅人ヘッドコーチは相手のディフェンスが強く、攻撃の中でボールを大事にできなかったことや、前半にターンオーバーが多かった点を反省し、改善点を挙げました。また、外国籍選手にだけでなく、日本人選手にもリバウンドを取られることが続き、戦術的な見直しが求められています。これらの課題を次戦に向けて克服する必要があると強調しました。
一方、バーレル選手もターンオーバーやオフェンスリバウンドの問題を指摘しつつ、次の試合への気持ちを切り替え、さらなる躍進を目指す意気込みを示しました。
まとめ
今試合の勝利は、福岡にとってこのシーズン初の2連勝という大きな成果になります。選手の個々のパフォーマンスや、チーム全体のディフェンスの粘り強さが試合を制した要因であり、今後の試合に向けてのさらなる改善が求められます。次戦も厳しい戦いが予想されますが、課題を克服しながらさらなる成長が期待されます。