ゼニス x USMの新たなコレクション
2025年9月4日、ジュネーブにて、スイスの2つの卓越したブランド、ゼニスとUSMモジュラーファニチャーが共同で手掛けた限定ウォッチコレクションが発表されました。このコレクションは、1960年代に誕生した両社の名作をリスペクトし、新しい時代のクリエイティビティを表現しています。
1960年代へのオマージュ
今回のコラボは、1960年代という革新の時代に焦点をあてています。USMのモジュラーシステム(1965年)と、ゼニスのエル・プリメロ クロノグラフ(1969年)がひとつのコレクションとして生まれ変わりました。もしその時代に、両者が共に制作していたなら、どのような作品が誕生したのでしょうか。この問いにインスパイアされたゼニスとUSMは、時計製造と設計の融合を目指しました。
その名も「デファイ クロノグラフ USM」
新しい「デファイ クロノグラフ USM」は、この想像を具現化した製品です。1969年のゼニス デファイを基に、USMハラーシステムからインスピレーションを受けたデザインが施されています。これにより、スイスの登竜門としての精度や美学、モダニズムが見事に融合した作品となりました。タイムピースは、ゼニスのデザインコードとUSMの建築的な要素が調和し、視覚的なインパクトを生み出しています。
限定モデルの特長
「デファイ クロノグラフ USM」は、37mmのコンパクトなステンレススチールケースを用いており、八角形のシルエットと14面のベゼルが特徴です。さらに、ヴィンテージ感漂うポンプ型のクロノグラフプッシュボタンも魅力的です。また、10気圧の防水性能も備えた実用性を追求したデザインです。
文字盤のアワーマーカーには、USMのシグネチャーカラーが取り入れられ、視覚的な美しさと卓越した機能性を兼ね備えています。さらに、各カラーは60本の限定エディションで販売されています。
精度の象徴、エル・プリメロ
この新しいウォッチには、エル・プリメロ 400が搭載されています。エル・プリメロは、1969年に初めて登場した高振動自動巻クロノグラフであり、55年間にわたって精密性の基準を守り続けているレジェンドです。ムーブメントが基盤となり、タイムピースの中で見事に機能と美学が融合しています。
クラフツマンシップの誇り
このコラボレーションは、単なる商品開発に留まらず、スイスの優れたクラフツマンシップと革新的なデザインの結晶として評価されています。ゼニスのCEOブノワ・ド・クレークは、「このパートナーシップは、スイスの卓越性を結びつける重要な一歩です」と語ります。一方、USMのCEOアレキサンダー・シェアラーも、「時代を超えた品質とデザインを追求する両社の情熱が、このコレクションに反映されています」と述べています。
結論
ゼニスとUSMのコラボレーションによる新たなタイムピースは、ただの時計ではなく、スイスのデザイン文化を体現したアートピースであり、デザイナー、建築家、アートを愛する人々にも広く支持されることでしょう。これまでにない魅力を放つこの限定コレクションをお見逃しなく。