2023年8月31日、東京・大手町三井ホールにて、新たなメンズアイドルグループEtoneigeの記念すべき1st Live『僕たちがEtoneigeです!!!!!』が華々しく開催されました。制作はぴあ株式会社が担当しました。この初ライブは、元9bicのメンバーである双葉小太郎によってプロデュースされたグループの一大イベントであり、期待が高まる中、チケットは即完売。会場に詰めかけたファンたちは、彼らの初舞台を心待ちにしていました。
ライブは、メンバーそれぞれのソロパフォーマンスからスタートし、観客の期待を一気に掻き立てます。オープニングで披露された「Etoneige」では、グループ名を冠した楽曲が演奏され、圧倒的な存在感を見せました。彼らの目線は後方の客席まで飛び、堂々としたダンスで観客を魅了します。サビの部分では、見事なユニゾンが響き渡り、これまでのリハーサルで築いてきた絆が感じられました。
続く「誰にも渡しません!」では、エネルギー全開のパフォーマンスを見せ、双葉小太郎の巧みな表現力と金子蒼央の愛嬌いっぱいのパフォーマンスに、多くのファンが歓声を上げました。彼らは、個々のキャラクターを色濃く出しながらも、全力でパフォーマンスを行う姿に惹かれるものがありました。
パフォーマンス中のMCでは、メンバーたちが緊張しつつも自己紹介を行い、初ライブならではの無邪気さを見せつけました。特に印象に残ったのは、金子蒼央が以前所属していた8iperの楽曲「なんでこうなっちゃった!?」を、Etoneige風にアレンジして披露したことです。これには観客も大いに盛り上がり、グループに新しい息吹が吹き込まれていることを実感させました。
その後は、観客と一体感を感じるためのコール&レスポンスを導入し、会場が一体となって「どきわくわんだーらんど」を楽しみました。メンバーそれぞれが自分の魅力を最大限に発揮し、北川玲叶のキュートなパフォーマンスや大福優斗の真っ直ぐな姿勢、そして西野陽向の決意の表情が際立ちました。盛りだくさんのビートチェンジや転調が特徴的な「我ら令和アイドルエトネージュです!」も、見事にこなす彼らの技術に感心しました。
本編の締めには、「Etoneige」を再び演奏し、観客の拍手を受けながら緊張が和らいできた様子が見受けられました。最後のパフォーマンスでは、よりリラックスした雰囲気が漂い、彼らの純粋な魅力が光っていました。
アンコールでは、メンバーはカラフルなTシャツに着替え、再び「どきわくわんだーらんだ」を披露。客席を巡りながらファンと交流し、彼らの初舞台の雰囲気を楽しむ姿に、多くのファンが歓喜しました。
Etoneigeは、初ライブならではの初々しさを持ちながらも、何年もさまざまな場で活動してきたかのような安定感をも併せ持っているグループです。彼らはまだ始動したばかりですが、それでも自分たちのカラーをすでに見出しつつあります。無垢な姿勢で誰かを明るく照らす、彼らのパフォーマンスはこれから先、ますます多くの人々に楽しさと感動を届けていくことでしょう。サイリウムの光が彼らの未来を照らし、どのような景色を作り上げるのか、期待が高まります。
セットリスト
M1. Etoneige
M2. 誰にも渡しません!
M3. なんでこうなっちゃった!?(Etoneige ver.)
M4. どきわくわんだーらんど
M5. 我ら令和アイドルエトネージュです!
M6. Etoneige
M7. どきわくわんだーらんだ