京都の隠れたスポットを巡る木村多江の旅
俳優の木村多江が初めて登場する「あなたの知らない京都旅〜1200年の物語〜」が、7月10日(木)に放送される。この番組では、彼女の大好きな場所や新たに出会った魅力を深堀りし、京都の真の姿を知ることができる。木村は、修学旅行で初めて訪れた京都を経て、母親と二人旅をした思い出から、仕事で何度も訪れるうちにその魅力にハマったという。
あじき路地のクリエイター達との出会い
木村が向かうのは、東山区にある「あじき路地」。ここは大正時代に建てられた町家長屋が残る場所で、若手クリエイターたちが集まり、独自の作品を創り出している。木村は特に切り絵作家の望月めぐみさんによる和の美しさを感じさせる作品群に心を打たれる。切り絵に挑戦する木村の姿には、少しの緊張感が漂う。「自信がない」と言いつつも、自身の手でナイフを使って作品を作り上げる。果たして彼女の作品はどのように仕上がるのか?
さらに、町家長屋の大家さんとのインタビューを通じて、古き良き日本の文化と新たな作り手に対する期待感も感じ取れる。木村は、創作活動への熱い思いを感じ、若い世代のクリエイターたちが伝統を基に新しいモノづくりを行う姿に心を打たれた様子だ。
おばんざいに触れる美食体験
次に、木村は1952年に創業したおばんざいの老舗「ますだ」へ足を運ぶ。「いろいろなものが食べたい」と語る木村は、名店のおすすめメニューを堪能し、次々と出てくる絶品のおばんざいに「おいしい」と感嘆の声を上げる。実は「ますだ」は文豪たちも通った有名店で、契約した作家による屏風の歌も紹介される。食にまつわる文学的な背景も交え、木村は食を通じて京都の文化を再確認する。
心安らぐ東福寺の特別な庭
続いて、木村が足を運ぶのは、国宝を有する東福寺。青もみじが美しい臥雲橋を渡り、日本の禅宗の最大の門である三門を通り抜ける。ここでの木村は、広大で荘厳な空間に感動を覚える。
その後、彼女が特に感銘を受けたのは、龍吟庵の「無の庭」。この場所は、静けさと清らかさに満ちており、木村は心の底からリフレッシュできた様子。人生の中での真剣な問いかけや自己との向き合いを促されたと言い、自身の価値観に触れる機会となった。
木村多江の京都旅から学んだこと
木村は「京都は昔からのものを大切にしながら、新しいものも受け入れている」と語り、東京とは異なる進化を遂げる魅力を強調する。また、今回の旅を通じて彼女が得た新たな気づきや経験は、視聴者にも新しい発見として伝わることだろう。
この番組は、視聴者が京都の隠れた魅力を再発見し、新たな視点を得るための素晴らしい機会となる。木村多江の優れた演技と誠実な姿勢で描かれる京都の旅は、心温まるストーリーとして放送される。シンプルでいて深い、京都の魅力を実感できる旅を楽しみにしたい。