ポケカ高額カード所有の実態に迫る
現在、ポケモンカードは単なるゲームの道具ではなく、コレクターズアイテムや投資対象としての一面を持つようになっています。特に、高額カードの人気が高まる中、多くのユーザーがその魅力に取りつかれています。最近の調査では、なんと58%ものポケモンカードユーザーが、5万円以上の高額カードを持っていた経験があることが明らかになりました。
調査概要
この調査は、20代から50代のポケモンカードユーザーを対象に行われました。その結果、58%が5万円超の高額カードを所有したことがあると答え、その内訳は、過去に保有していたが手放した人が34%、現在も保有している人が24%となっています。これにより、ポケカが単なる遊びの道具から、コレクションや投資の対象と進化していることがわかります。
主な保有層は30代
高額カードを所有した経験がある人の中で最も多かったのは30代で57%、続いて20代が22%という結果でした。この傾向は、1990年代から2000年代初頭にポケモン第1〜第3世代で遊んでいた人たちが、今は経済的に安定しているため、彼らが持っていたポケモンカードの価値に気づき直したことが影響していると考えられます。
「最も高いカード」は100万円
高額ポケモンカードを持つ人々に、「最も高かったカードの販売価格」を尋ねたところ、なんと100万円という回答が得られました。加えて、5万円から10万円程度のカードも多く、具体的にはゼクロムEX【SR】やピカチュウex【SAR】など、人気のキャラクターや古いデザインが評価されています。これらのカードは、希少性や保存状態によって価格が大きく変動するため、コレクターにとっては貴重な資産となっています。
入手方法の多様性
高額ポケモンカードの主な入手経路は、通常パックからの自引きが37%で最も多く、続いてカードショップでの単品購入が20%という結果でした。このように多様な手段で入手される高額カードの中には、多くが直感的な楽しさから得られるものも多いため、購入者はワクワク感を求めてカードを集めています。特に、通常パックからの自引きは手軽に楽しめるため、多くのユーザーにとって最も魅力的な入手方法となっているのです。
コレクション目的が主流
ポケカの高額カードを手に入れる際の主な目的は、59%がコレクション(鑑賞・保管)で、33%が投資目的となっています。特に、コレクション目的の中でも自引きを選んだ人が多いのが印象的で、たまたま入手した高額カードには特別な愛着が生まれるようです。
高額カード購入の魅力
高額カードが人気を集める理由は、「手軽に買える」という点と「ワクワク感」が挙げられます。数百円のパックから高額カードが出る可能性があることから、ユーザーの多くは手軽さや運試しのような楽しさを求めて購入しているのです。
相場を知るSNS時代
本調査では、高額ポケモンカードの価格や入手情報をSNSやフリマアプリで確認するユーザーが多いこともわかりました。特にX(旧Twitter)やYouTubeなどを使ってリアルタイムで情報を収集するスタイルが主流となっています。今後、より多くのユーザーがオンラインで情報を確認し、より良い取引を行うことが期待されます。
ポケモンカードはかつてのゲームプレイの枠を超え、今や資産やコレクションの重要な対象としてその存在感を強めています。今後のポケカ市場の動向に目が離せません。