森田芳光特集上映
2025-08-12 17:27:16

映画の名匠・森田芳光特集上映が国立映画アーカイブで開催

国立映画アーカイブで特集上映「映画監督 森田芳光」開催



国立映画アーカイブは、2025年10月14日から10月26日、さらに11月4日から23日までの期間に、特集上映「映画監督 森田芳光」を実施します。本特集は、1970年代の自主映画運動と1980年代の日本映画の革新を代表する森田芳光(1950-2011)を称えるものであり、彼の作品の新たな再評価を目的としています。

森田芳光は、自主映画からスタートし、その後商業映画界で独自のスタイルを確立しました。特に、映画『家族ゲーム』や『の・ようなもの』など、数々の名作を世に送り出しました。近年、その作品はニューヨーク、パリ、韓国でも回顧上映され、国内外で高い評価を受けています。この特集では、彼の監督作品だけでなく、脚本家としての業績にも焦点が当てられています。

上映作品や見どころ


特集上映では、全31プログラム、計38作品が上映され、うち15作品が新たに製作されたニュープリントでの上映です。各作品は、森田自身の旺盛な実験精神を反映したもので、どれも観客に新たな視点を提供します。

  • - 商業映画第1作『の・ようなもの』(1981)は、彼の出発点であり、観客に強い印象を残しました。
  • - 社会現象を巻き起こした『家族ゲーム』(1983)は、森田の代表作として知られています。
  • - カルト的ファンを持つ『ときめきに死す』(1984)では、異色のハードボイルドを楽しむことができます。
  • - 夏目漱石の作品を映画化した『それから』(1985)や、インターネットに着目した『(ハル)』(1996)など、多様なジャンルが揃っています。

特に特筆すべきは、森田が脚本を担当した作品も多数上映されることです。『ウホッホ探検隊』や『キリコの風景』など、脚本家としての彼の才能を再発見する機会となるでしょう。

森田映画の出発点を探る特別プログラム


特集の一環として、森田の初期作品である8mm映画も特別上映されます。日本大学芸術学部で自主映画制作を始めた彼の原点に触れられる貴重な機会です。

トークイベント


また、上映期間中には、森田にゆかりのある豪華ゲストを迎えたトークイベントも予定されています。友人や制作者、映画プロデューサーなど、多彩な話者が彼の映画世界や人生について語ります。観客は貴重なエピソードを聞けるチャンスです。

スタンプラリーとともに楽しむ上映


特集上映と連動して展覧会も開催され、両者を楽しむことでスタンプラリーに参加することができます。スタンプを集めるとプレゼントも用意されており、観客は映画だけでなく、展覧会も楽しむことができます。

開催概要


  • - 企画名: 映画監督 森田芳光
  • - 会期: 2025年10月14日(火)-26日(日)、11月4日(火)-23日(日)
  • - 会場: 国立映画アーカイブ長瀬記念ホール OZU(2階)
  • - 主催: 国立映画アーカイブ
  • - 問合せ: 050-5541-8600(ハローダイヤル)
  • - チケット情報などはHPを確認: 国立映画アーカイブ

異彩を放つ森田芳光の作品群をこの特集上映でじっくりとご覧ください。彼の映画がもたらす新たな発見をお楽しみください。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

画像9

画像10

画像11

画像12

関連リンク

サードペディア百科事典: 国立映画アーカイブ 映画監督 森田芳光

トピックス(映画)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。