復興の歌『フェニックス』
2025-05-28 12:16:53

復興の歌『フェニックス』が全国を結ぶ!輪島高校での感動のお披露目

全国を結ぶ復興の合唱『フェニックス』



2025年5月14日、石川県輪島市の輪島高校体育館で、特別な合唱イベントが行われました。この日は、能登半島の復興の願いを込めて作られた合唱曲『フェニックス』が初めて披露されました。約300名が集まり、全国から寄せられた合唱動画に合わせて大合唱が繰り広げられました。この合唱は、涙と笑顔が交錯しながら「何度でも立ち上がる」という希望のメッセージを届けました。

合唱曲『フェニックス』の誕生



『フェニックス』は、作曲家の弓削田健介(ゆげたけんすけ)さんが手掛けた作品です。彼は小学校や中学校の音楽教科書に掲載されている楽曲を作った経験を持ち、全国各地をキャンピングカーで巡りながら作曲を行っています。彼は、昨年の9月から能登の7つの学校を訪れ、小中学校や高校の生徒たちの「復興への想い」を集め、これを1つの歌にまとめる作業を進めてきました。

フェニックス・キャラバンのスタート



今回の披露会は、「フェニックス・キャラバン」に向けたキックオフとも言えるもので、4つの被災地から47都道府県を巡る旅が始まりました。このプロジェクトは、各地の学校や合唱団に『フェニックス』を歌ってもらうことで、被災地と全国をつなぐことを目指しています。弓削田さんが企画したこの活動は、多くのメディアからも注目され、連日報道がなされました。

心を一つにする瞬間



お披露目イベントでは、ゲストとして招かれた地震で妻子を亡くした警察官の大間圭介さんも参加しました。彼は静かに合唱を聴き、感動を覚えたと語ります。「みんなが歌を歌ってくれることで、少しでも元気をもらえると思って来ました。家族を亡くして一人で過ごす中で、勇気をもらえたのです」と、大間さんのコメントは、多くの参加者の心に響きました。

また、合唱に参加した小学生たちにとって、この体験は特別なものになりました。中野里菜さんが代表して「復興への想い」を発表した際には、「フェニックスは困難を克服する伝説の鳥です。この合唱を通じて、みんなで心を一つにし、前向きな気持ちを持ち続けたい」と気持ちを込めて語ってくれました。

全国から届けられた支援の声



イベントでは、全国30の合唱団から寄せられた応援メッセージや合唱動画が上映され、生徒たちは一緒に歌うことができました。これにより、会場は温かなエールに包まれ、みんなで一緒に歌う喜びを感じる瞬間となりました。

オンライン中継を通じて、茨城県つくば市にある「みどりの学園義務教育学校」ともつながり、離れた地からも共に心を通わせる交流を持つことができました。この「フェニックス・キャラバン」は、復興の想いを歌にのせて全国に広げる取り組みです。

未来への希望が広がる



全国各地の生徒たちの「フェニックス」に込められた思いは、輪島高校を出発点にして希望の歌として広がっていきます。『フェニックス』は、困難に立ち向かう人々を励まし、支援の輪をつくる大切な役割を果たすことでしょう。この歌を通じて、全国に響き渡る復興へのエールは、地域を越えた新たな絆を生み出しかけています。

弓削田健介さんは、今後も各地を巡りながら能登へのメッセージを集め、全国の子どもたちが心をこめて歌う「復興の歌」となります。これからの『フェニックス・キャラバン』に期待しましょう。



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