新たな歴史の扉を開く時計
2025年5月23日、スイスの高級時計ブランド、タグ・ホイヤーから新作「タグ・ホイヤー モナコ クロノグラフ x ガルフ」が発表されました。このモデルは、単なる時計ではなく、瞬間を永遠に記録する能力を存分に発揮しています。大胆なデザインや共感を呼ぶビジュアル、さらには映画の名シーンにおける強い印象から、このタイムピースは単なるアイテム以上の存在感を示しています。
この新しいエディションは、モーターレーシングや映画のクールな魅力、さらに「タグ・ホイヤー モナコ」というアイコンのスタイルを称賛し、これまでにない特別なモデルとして進化を遂げています。
名作映画との深いつながり
「タグ・ホイヤー モナコ クロノグラフ x ガルフ」が特に注目されるのは、その背景にあるストーリーです。970本の限定版として登場するこの時計は、1971年の映画『栄光のル・マン』との直結したリンクを持っています。主人公マイケル・ディレイニー役を演じたスティーブ・マックイーンがこの時計を身につけたことで、モータースポーツの黄金時代を象徴するアイコンとしての地位を確立しました。
さらに、このモデルは「フォーミュラ1 タグ・ホイヤー モナコ グランプリ」が初めてタイトルパートナーとされる歴史的瞬間に誕生しています。このことからも、タグ・ホイヤーとモータースポーツの結びつきの強さが伺えます。
「モナコ」の誕生と進化
1969年に誕生した「ホイヤー モナコ」は、当時のクロノグラフデザインを革新しました。この時計は、丸型ケースから大胆に角型ケースにシフトし、左側にリューズを配置することで視覚的なインパクトを与えています。この革新により、この時計が自動巻きムーブメントを搭載し、手動の巻き上げから解放されたことを象徴しています。
その後1970年、スティーブ・マックイーンが自身のアイデンティティに深く根ざす存在として「ホイヤー モナコ」を選び、映画『栄光のル・マン』の中でその魅力を発揮しました。映画が公開されると、「タグ・ホイヤー モナコ」はスピードとスタイルの象徴として記憶に残ります。
ガルフストライプの象徴性
ガルフの鮮やかなオレンジとライトブルーのストライプは、モータースポーツにおける圧倒的な存在感を示しています。この配色は、1960年代から70年代の耐久レースを象徴し、ガルフとタグ・ホイヤーの深い友情の象徴ともなっています。
このストライプは、映画『栄光のル・マン』において、マックイーンが装着していたレーシングスーツを身にまとったポルシェ917Kを背景にした存在でもあります。ガルフとタグ・ホイヤーが築いた深い絆は、世代を超えて受け継がれています。
リミテッドエディションの魅力
新作「タグ・ホイヤー モナコ クロノグラフ x ガルフ」はその豊かな歴史が色濃く反映されています。1969年の美しいデザインを再現し、左側のリューズはその起源を思い起こさせます。ダイヤルにはファイングレイン仕上げが施され、エレガントな印象を与えつつ、ガルフのストライプが視覚的な魅力となっています。
時計のケースは、グレード2チタン製のサンドブラスト仕上げで、手触りがよく、39 mmのサイズでオリジナルのプロポーションを維持しながら現代的な軽さを実現しています。ストラップには耐熱性と難燃性を備えた「ノーメックス®」素材を使用しており、映画の撮影時に使用されたレーシングスーツに由来する点でも特別感があります。
この新作モデルは、971本のリミテッドエディションとして誕生し、過去と現在、ブランドのアイデンティティとレガシーが見事に織り成されています。私たちにとって50年の時を経て、再び映画の世界に誘い、モータースポーツの情熱を呼び覚ます特別なアイテムであることは間違いありません。
その詳細は、公式サイトにて確認できます。
タグ・ホイヤー モナコ クロノグラフ
価格: 142万4,500円(税込予価)
発売日: 2025年5月