岸谷香、ジャパンハートへの参加を決意
日本の音楽界で活躍するミュージシャンの岸谷香さんが、新たに特定非営利活動法人ジャパンハート(東京都台東区)のアドバイザリーボードに加わりました。このニュースは、岸谷さん自身の過去の経験を活かし、医療の届かない地域での支援に貢献する姿勢が伺える重要な出来事です。
今回の就任は、彼女が自身の長男が若年性リウマチに悩まされた幼少期の体験から影響を受けています。闘病生活の中で、彼女は医療支援を必要とする小さな子供や、その家族に対して何らかの形で力になりたいと強く決意しました。岸谷さんは「いつか必ず、病気と闘う息子のような小さな子どもと、無力さに苦しむ私のような母親の力になろう」と語ります。
ジャパンハートの活動とアドバイザリーボードの役割
ジャパンハートは、医療が行き届かない地域や国を対象に医療支援を行う国際的なNGOです。岸谷さんが参加するアドバイザリーボードは、作家の樹林伸さん、クリエイティブ・ディレクターの松浦美穂さん、サッカー選手の本田圭佑さんを含む8名で構成されており、それぞれの分野での知見を活かして、医療支援の活動を広げる役割を担っています。このボードのメンバーは、団体主催イベントへの参加や広報活動を通じて、ジャパンハートの活動を支援しています。
岸谷さんが特に注目したのは、今年10月に開院予定の新病院「アジア小児医療センター」です。彼女はこの新たな医療施設に関する広報協力を通じて、具体的な支援活動を期待されています。
岸谷香さんのメッセージ
岸谷さんは、ジャパンハートに参加を決意する際、「あの日の私、つまり自分の為なのです」と言います。それは、自身が経験した痛みや苦しみから得た思いを忘れず、同じような状況にある子どもたちやその家族を支えたいという願いから来ています。彼女が長男とともに歩んできた道のりが、今後の活動にどのように影響を与えていくのか、期待が高まります。
「やっと出会えた」という感覚を抱いたと語る岸谷さんは、ジャパンハートの創設者である𠮷岡秀人先生と春菜さんと出会った際の思いを大切にしています。これからの活動を通じて、岸谷香さんがどれだけ多くの子どもとその家族に希望をもたらすことができるのか、その成果を見守っていきたいと思います。
未来への期待
岸谷さんの新たなステップが、他の有名人やメディアにも影響を与え、ジャパンハートの活動がより多くの人々に知られることで、さらなる支援が結集することを願います。医療が届かない場所に支援の手を伸ばすこの活動に、多くの人が参加し、良い方向に向かうことを期待します。ジャパンハートの一員としての岸谷香さんの活躍に今後も注目です。