優秀映画企画発表
2025-10-07 12:54:54

2025年度京都映画企画市で優秀映画企画『語り薬帖』が決定!

京都映画企画市2025が盛況に開催



2025年度の第17回「京都映画企画市」が、特定非営利活動法人映像産業振興機構(VIPO)の主催で10月4日にハートピア京都で行われました。この企画コンテストは、映画界の新しい才能や独創的なアイデアを発見し、育成するための重要なイベントです。この日は、京都府の西脇隆俊知事が開会の挨拶を行い、企画市が国内外で注目される作品の素地を育む場であることを強調しました。

優秀映画企画に選ばれた『語り薬帖』



コンテストには多くの応募が寄せられ、その中から選ばれた5つの企画がプレゼンテーションを行いました。厳正な審査の結果、緑茶麻悠(リョクチャ マユ)監督と佐伯龍蔵(サエキ リュウゾウ)監督のコンビが手掛ける『語り薬帖』が見事、優秀映画企画として選ばれました。この受賞には350万円相当のパイロット版映像制作権利が付与され、京都府内の映像制作環境を活かして撮影が進められる見込みです。

受賞者の感想



緑茶氏は、「昨年のコンテストを見て自分もここに立ちたいと思い、必死に企画を考えました。感情を込めた作品を作り、長編映画化を目指したい」と意気込みを語りました。佐伯氏は、「私たちは熱量で突っ走りますが、予算の面も考慮した素晴らしい時代劇を生み出していきたい」と語りました。この二人の情熱は、作品にどのような影響を与えるのでしょうか。

審査員の選考基準



審査を行った犬童一心監督や松竹の矢島孝プロデューサー、映画評論家の和田隆氏は、企画の面白さを重視しました。彼らは書類選考時に感じた素材の魅力を再確認し、プレゼンテーションを聞いて具体化された映像化の可能性を感じ取りました。

昨年の優秀企画の完成披露も



コンテストの同日には、昨年度の優秀企画『引かれ者の小唄』のパイロット映像完成披露上映も行われ、栗本慎介監督と脚本の島村隆氏による舞台挨拶が好評を得ました。彼らは、撮影の舞台裏や苦労を語り、観客とともに過去の挑戦を振り返る貴重な機会となりました。

過去の受賞者の活躍



これまで秦書紀(ハタ ショキ)などの作家や監督が数々の映像企画を完成させてきました。特に、2016年度の優秀映画企画『黒の牛』は国際共同製作を経て、ついに長編映画化を達成し、2024年度の東京国際映画祭でワールドプレミア上映されるなど、注目を集めています。

このように、京都映画企画市は新たな映像制作の可能性を広げるための重要なプラットフォームとなっています。今後もさらなる優れた作品が誕生することが期待されています。興味のある方は、ぜひ次回の企画市にも注目してみてください。

要望やお問い合わせは、VIPOの事務局までどうぞ。京都映画の新たな歴史が、今ここから始まります。


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