医療的ケア児・障がい児も映画館へ!
認定NPO法人AYA(所在地:神奈川県横浜市、代表理事:中川悠樹)が手掛ける「『映画ドラえもん』~AYAインクルーシブ映画上映会2026春~」が、2026年4月5日から5月17日の間、全国32会場で開催されます。この試みは、病気や障がいを持つ子どもたちとそのご家族が安心して映画を楽しめる環境を提供することを目的としています。
インクルーシブ上映会の背景
AYAは、医療的ケアが必要な子どもたちや障がい児の家族に対し、スポーツや芸術、文化を通じて世界観を広げる機会を提供するミッションを掲げ、2023年に法人化されました。現在、日本には約2万人の医療的ケア児、90万人の障がい児、25万人の難病児が存在し、さまざまな制約を受けています。特に医療的ケア児とは、日常生活において常時医療的なサポートが必要な子どもたちを指し、社会全体でこれらの子どもたちを支援することが求められています。
映画を通じた夢の実現
AYAインクルーシブ映画上映会のアイデアは、映画館で映画を楽しみたいという医療的ケア児の保護者の声から生まれました。しかし、映画館での映画鑑賞にはさまざまな障壁が存在しました。周囲に迷惑をかけないかという不安や、医療機器の音など、心配される要因が多くあるため、実現には多くの課題がありました。
最終的に、映画館を丸ごと貸し切る形での上映が決定。これにより、音や声に対して寛容な環境が整えられ、医師や看護師も常駐し、万が一の事態にも対応ができる体制が整えられました。これによって、参加者たちは周囲の視線を気にせず、楽むことができるようになりました。
成功の軌跡
2023年4月には、TOHOシネマズ 川崎にて初の上映会が実施され、その後も継続してイベントが行われています。これまでに数回の上映会が行われ、全国各地で多くの参加者が映画を楽しむ姿が見られました。これまでの実績には、動員数が増加し、例えば2025年春には『映画ドラえもん のび太の絵世界物語』が全国各地で25回行われ、5,082人が参加しました。
2026年の春上映会では、特に幅広い世代が楽しめる『映画ドラえもん 新・のび太の海底鬼岩城』が上映されます。参加対象は医療的ケアが必要な子どもたちや障がい児、その家族です。上映中の医療機器の音や声についても理解をもって参加いただける方々には、ぜひご参加いただきたいと思います。
開催概要
- - 上映作品: ドラえもん 新・のび太の海底鬼岩城
- - 日程・会場: 2026年4月5日から5月17日まで、全国32会場で開催。
- - 参加費: 車いす席、一般席すべて1,000円。2歳以下は無料。
- - お申し込み: 詳細はAYA公式サイトでご確認いただき、公式LINEから申込できます。
未来への展望
AYAは、今後もより多くの子どもたちに映画鑑賞の機会を提供し、家族で思い出を共有する場を創出していきます。この上映会を通じて、心温まる体験と笑顔が広がっていくことを願っています。これからも、映画を通じて多様なコミュニティを支援し続けていくことでしょう。