映画館でバレエ
2025-09-18 13:25:16

映画館で楽しむバレエの魅力 ロイヤル・バレエ『バレエ・トゥ・ブロードウェイ』上映開始

映画館で楽しむバレエの魅力



近年、バレエの鑑賞方法として映画館での上映が注目を集めています。そんな新たな試みとして、英国ロイヤル・バレエの公演が映画館で上映されることが決定しました。『バレエ・トゥ・ブロードウェイ』は、9月19日から9月25日までTOHOシネマズ日本橋などで1週間限定で公開されます。

公爵ロイヤル・バレエの誇り高き舞台



この上映は、ロイヤル・オペラ・ハウスで行われる本格的なバレエを、映画館の大画面で体感できる絶好のチャンスです。2024/25シーズンには新たに『英国ロイヤル・バレエ&オペラ in シネマ2024/25』として、バレエ6作品とオペラ4作品、全10作品が公開予定です。映画館の迫力ある音響で、最高峰の芸術を体験できる魅力のあるイベントです。

現代を代表する振付家の作品



『バレエ・トゥ・ブロードウェイ』は、クリストファー・ウィールドンの手がけた新作です。ウィールドンは、音楽性とダンスの融合に優れた振付家であり、舞踊評論家の森菜穂美氏によると、「彼の作品は多様性に富み、美しさに満ちている」と評されています。この作品では、特に以下の4つの演目が注目を集めています。

1. フールズ・パラダイス



『フールズ・パラダイス』は、ウィールドンが作曲家ジョビー・タルボットと協力して制作した初めての作品です。9人のダンサーが、ファッションデザイナーのナルシソ・ロドリゲスがデザインしたミニマルな衣装を身にまとい、魅惑的なフォルムを作り上げます。森氏は「生ける彫刻のような美しさ」を称えており、高田茜やウィリアム・ブレイスウェルのパフォーマンスに注目が集まります。

2. トゥー・オブ・アス(ふたり)



続く『トゥー・オブ・アス』は、2020年のコロナ禍にニューヨークで初演された作品です。伝説的なシンガー、ジョニ・ミッチェルの曲に合わせて、男女の人生を描きます。この作品に参加するローレン・カスバートソンとカルヴィン・リチャードソンのパフォーマンスについて、森氏は「繊細で軽やかな表現」が光ると語っています。

3. Us(僕たち)



『Us』は、男性同士のデュエットをテーマにした官能的な作品です。ロイヤル・バレエ出身のダンサーたちが魅せる美しいパ・ド・ドゥは、力強さと優しさを兼ね備えています。森氏は、ダンサー同士の絆が身体の表現に現れていると述べ、観客に強い印象を与えます。

4. パリのアメリカ人



最後に紹介する『パリのアメリカ人』は、トニー賞を受賞した人気ミュージカルの特別版です。フランチェスカ・ヘイワードとセザール・コラレスが演じる主人公のデュエットは、往年のハリウッド黄金期のような華やかさを持ち、観客を夢のような世界に誘います。

結論



多彩な作品で構成されている『バレエ・トゥ・ブロードウェイ』は、ロイヤル・バレエの魅力を存分に堪能できる良い機会です。バレエファンだけでなく、ミュージカル好きの方々にも楽しんでいただける作品です。この夢のような体験を映画館でぜひ味わってみてください。


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