新春コンサート
2025-02-07 13:46:26

重症心身障がい児と家族が楽しむ新春コンサートの成功レポート

重症心身障がい児と家族向けの新春コンサート



2025年1月11日、東京都江戸川区のタワーホール船堀にて、特定非営利活動法人EPOが運営する「COCOLON」による新春コンサートが開催されました。このイベントは、重症心身障がい児だけでなく、その家族や支援者を対象にしたもので、38組、162名が現地参加し、ハイブリッド配信でも広く楽しむことができました。

COCOLONの理念



COCOLONは、障がいを持つ子どもたちやそのきょうだいが、安心して楽しめる環境を提供することを目的としています。毎年クリスマス期間に開催されていたコンサートですが、今年はホールの予約の関係で新春に実施されました。そのため、参加者にとって特別な新年のスタートとなりました。

優しい設計のコンサート



一般のコンサートに比べ、COCOLONのコンサートは参加しやすさを重視しています。参加者が自由に座ったり横になったりできるクッションフロアが設置されており、身体的な制約があるお子様もストレスなく楽しむことができました。また、車いすやバギー利用者がそのまま鑑賞可能な工夫がなされており、障がいを問わず、全ての家族が一緒に楽しむことができました。

企画・運営を行ったEPOは、様々な児童支援サービスを提供しており、その実績を踏まえた安全で快適な環境を構築しました。屋内開催のため、悪天候や医療的なケアが求められる際も安心です。それにより、多くの家族がリラックスしながらコンサートに参加できました。

音楽と遊びの融合



コンサートの内容は、子ども向け音楽家「音のなかまたち」によるものです。「やまキッズ」によるパフォーマンスは多彩で、歌や楽器演奏が次々と繰り広げられました。「にじの向こうに」や「公園に行きましょう」などの子ども向け楽曲から、クラシックの名曲まで、様々なジャンルの音楽が用意されていて、参加者を楽しませました。

特に印象的だったのは、舞台から観客席が近く、参加者が寝転んだり座ったりした姿勢で音楽を楽しめる点です。この形式により、子どもたちは本物の音楽の世界に没入し、感動を体験することができました。

参加型プログラム



コンサートには参加型のコーナーがあり、抽選で選ばれた家族が「バスにのって」の演目に参加しました。舞台上で実際に体を動かしながら演者体験ができるこの取り組みは、家族にとって思い出深い瞬間となったことでしょう。また、リクエストコーナーでは参加者からのリクエストを受け、その場で即興演奏する場面もありました。有名な楽曲や、最近のヒット曲、懐かしいメロディーなどが飛び出し、会場は一層の盛り上がりを見せました。

充実の配信サービス



今年のコンサートでは、2部公演において初となるライブ配信を実施しました。遠方からの参加が難しい方や体調不良でお越しになれなかった方々も、自宅でコンサートの雰囲気を楽しむことができました。ライブチケットを購入した方にはアーカイブ配信も行われ、後日も楽しむことができます。これにより、多くの方々に公演の感動を届けることができました。

参加者からの反響



参加した家族からは、「たくみお兄さんが大好きで、次回こそリクエストに当たったらいいな」との声や、「初めてのコンサートが楽しかった!音楽に合わせて踊れてびっくりした」といった感想が寄せられました。どの家族も、音楽との触れ合いを通じて楽しい時間を過ごしたことが伝わってきます。

今回のイベントをベースに、COCOLONはこれからも重症心身障がい児やその家族、支援者向けの様々なイベントやサポートセミナーを計画しています。交流の機会や楽し、学び、遊びを通じて、すべての参加者がより良い方向に進めるよう努めていくとのことです。

まとめ



重症心身障がい児とその家族のための特別なコンサートは、安心して楽しめる環境や工夫に満ちた内容で、参加者にとって心温まるひとときとなりました。今後の活動に期待が高まります。COCOLONの取り組みを通じて、さらなる支援の輪が広がっていくことを願っています。


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