舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』に新たな風が吹き込まれる。2025年7月から10月にかけて、稲垣吾郎がハリー・ポッター役を引き受けることが決定した。このロングラン公演は、2022年に始まり、総観客数は110万人を超え、通算の公演数も1100回を達成。観客たちに魅了され続けるこの舞台が、さらなる進化を遂げることに期待が高まる。
稲垣吾郎は、ハリー役に決まったことを「嬉しい」と率直に話し、「新しいハリー・ポッターを届けたい」と強い意気込みを見せた。彼は、主演では舞台『No.9 ―不滅の旋律―』が話題となったばかりで、映画『あんのこと』やドラマでの存在感も話題に。多彩な役柄を演じながら、最近ではラジオパーソナリティとしても活動している。
「ハリー役をライフワークにしたい」との抱負を語る稲垣は、「自分が演じるからには新しい世界観を届けたい」と意欲を表明。かつてのハリーを演じた多くの俳優たちの背に立ちながらも、彼自身の色を加えていくという。
彼は「ストーリーは親子の絆が描かれているので、観客と感情移入できる部分が多い」と述べ、見る人々が魔法の世界に引き込まれることを確信している。特に舞台でのイリュージョン技術に驚いた経験を語り、「観たことがない人にとっても、舞台をきっかけにハリー・ポッターのファンになっていただけるのでは」と期待を寄せた。
今夏からの公演、稲垣のハリーへの挑戦は、どのような進化を見せるのだろうか?公演は2025年10月31日まで続き、3月29日からチケットの先行発売が始まる。この機会を逃さないために、早めの事前会員登録が推奨されている。
6月までは、平方元基や吉沢悠など、前キャストにて上演中だが、稲垣版のハリーが登場する7月以降は、新たな評価が期待できそうだ。この舞台を通じて、出演者と観客との心のコミュニケーションがどのように育まれるのか、その瞬間を見逃す手はない。劇場での出会いを今から楽しみにしていてほしい。
舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』は、J.K.ローリングが特別に書き下ろした「ハリー・ポッター」シリーズ8作目の物語を基にした作品であり、魔法界を救った後のハリーと彼の息子アルバスを中心に描かれる。彼ら親子の葛藤や成長が息づく物語は、多くの観客を魅了し続けてきた。
舞台は、TBS赤坂ACTシアターで上演され、上演時間は約3時間40分の大作。新しいキャストが演じることで、初演時の熱気が再び蘇る。稲垣吾郎がどのようにこの役を演じ、どんな新たな視点を提供してくれるのか、多くのファンが待ち望んでいる。
チケットの購入は、TBSチケットやホリプロステージなどで可能で、販売は事前の会員登録が必要。また、年間の公演が3月29日から始まるので早めに備えてほしい。未来のハリー・ポッターを体験するチャンスを逃さないよう、ぜひ劇場に足を運んでみてください。