ウクライナ国立バレエ、来日公演決定!
ウクライナ侵攻から丸3年が経過した今、困難を乗り越えて活動を続けている「ウクライナ国立バレエ」が、2025年7月から8月にかけて、日本での公演を行うことが決定しました。ウクライナの芸術を世界に紹介するこの公演は、日本人芸術監督である寺田宜弘さんにより実現され、希望のメッセージを伝える貴重な機会です。
戦火の中での躍進
2022年にロシアによる侵攻が始まり、同バレエ団はさまざまな困難を経験しました。しかし、寺田芸術監督を中心に、団員たちは結束を保ちながら、世界各国での公演を重ねてきました。特に、2022年の日本公演は「奇跡の公演」と呼ばれ、多くの観客を感動させました。この公演は、ウクライナ支援を願う日本の観客たちに勇気を与えることを目指したものでした。
日本人芸術監督の想い
寺田宜弘芸術監督は、11歳でバレエを学ぶためにキーウへ渡り、長年ウクライナでのバレエ活動を続けてきました。2022年に芸術監督に就任し、戦争を経験しながらもウクライナの文化を守り、発展させることに情熱を注いでいます。彼は「ウクライナの芸術は生きている」と語り、公演を通じて多くの人に感動を届けることを信じています。
2025年の公演内容
今回の来日公演では、「スペシャル・セレクション2025」と「親子で楽しむ夏休みバレエまつり」の2つのプログラムが用意されています。名作バレエの見どころを凝縮したガラ公演や、わかりやすい解説を交えた家族向けの公演が展開される予定です。幅広い年齢層の観客が楽しめることを重視した内容となっています。
ガラ公演では、名作「ラ・バヤデール」や「瀕死の白鳥」など、クラシックバレエの醍醐味を堪能することができます。また、親子向けの公演では、子どもたちにも楽しめるよう工夫された演出が施される予定です。このように、ウクライナ国立バレエが提供する公演は、家族皆が楽しめる特別な時間となるでしょう。
感謝の気持ちと希望の伝達
ウクライナと日本の長い歴史的な交流を大切にしながら、寺田芸術監督は日本の観客の支援に感謝の意を示しています。そして、公演を通じて、他国での支援の手を挙げてくれることへの期待を寄せています。観客たちがバレエを楽しむことで、ウクライナの人々に希望を与えることができると信じています。
まとめ
ウクライナ国立バレエの来日公演は、ただの芸術の展示にとどまらず、戦禍の影響を受けた人々へのメッセージでもあります。公演を楽しむことを通して、私たちもその一部になれるのです。2025年の夏、ぜひこの貴重な公演を心待ちにしましょう!