デヴィッド・ボウイの遺産が舞台に蘇る『LAZARUS』
伝説的なロック・アイコン、デヴィッド・ボウイが最期に行ったアートプロジェクトであるミュージカル『LAZARUS』が、日本で初めて上演されることが決定しました。本作品は、2015年にオフブロードウェイで初演されたもので、ボウイの名作アルバム『★(ブラックスター)』と同時期に制作された、実質的な遺作とも言えるものです。この作品は、ボウイが主演した1976年の映画『地球に落ちてきた男』からインスパイアされており、宇宙人トーマス・ニュートンの物語を描いています。彼は地球に取り残され、酒に溺れながらも、死も故郷への帰還も果たせない運命に苦しむキャラクターです。しかし、その人生の中で謎の少女と出会い、運命を模索する旅が始まります。果たして彼の魂は解放されるのでしょうか。
ストーリーと作家陣の魅力
『LAZARUS』の脚本はエンダ・ウォルシュが手がけています。彼の他の作品でも見られる、閉塞した状況下での愛と希望を描くテーマが、ボウイの楽曲と絡まり合い、深みのある物語が展開されます。また、日本版の演出を担当するのは、数多くのウォルシュ作品を手掛けてきた白井 晃氏です。彼の演出により、ボウイの独特な世界観が、音楽、アート、SFを越えて融合し、新たな舞台体験が生まれます。
ボウイの音楽が彩る新たな舞台
このミュージカルは、特にボウイの名曲を含む全17曲を織り交ぜて展開されます。本作品のために書き下ろされた新曲「Lazarus」「No Plan」「Killing a Little Time」「When I Met You」や、「Changes」「Absolute Beginners」「Heroes」といったボウイの代表曲も含まれ、観客を魅了すること間違いなしです。デヴィッド・ボウイの意向を尊重し、音楽パートは英語で提供されます。
また、出演者には豊原江理佳、鈴木瑛美子、小南満佑子、崎山つばさ、遠山裕介、渡部豪太、上原理生など、実力派が揃っており、個性豊かなアーティストたちが参加します。彼らが織りなすエネルギッシュな舞台は、まさに観る者を圧倒することでしょう。
公演情報
この待望のミュージカル『LAZARUS』は、2025年に横浜と大阪で公演される予定です。以下に詳細をまとめました。
横浜公演
- - 日程: 2025年5月31日(土)~6月14日(土)
- - 会場: KAAT神奈川芸術劇場〈ホール〉
- - チケット料金: SS席18,000円、S席13,500円、A席10,000円
- - 主催: イープラス/キョードー東京/KAAT神奈川芸術劇場
- - お問い合わせ: キョードー東京 0570-559-799(平日11時~18時/土日祝10時~18時)
大阪公演
- - 日程: 2025年6月28日(土)~29日(日)
- - 会場: フェスティバルホール
- - チケット料金: S席13,800円、A席10,000円
- - 主催: サンライズプロモーション大阪
- - お問い合わせ: キョードーインフォメーション 0570-200-888(平日12:00~17:00土日祝休業)
チケット発売日
- - 横浜公演: 4月12日(土)10:00 から
- - 大阪公演: 5月18日(日)10:00 から
公式サイト:
LAZARUS公式サイト
デヴィッド・ボウイの魅力が詰まったミュージカル『LAZARUS』。この貴重な機会をお見逃し無く!