舞台『WAR BRIDE』
2025-07-03 12:42:31

戦後80年、桂子・ハーンの愛と苦悩を描く舞台『WAR BRIDE』

舞台『WAR BRIDE』の魅力と物語



2025年8月、東京のよみうり大手町ホールにて、舞台『WAR BRIDE-アメリカと日本の架け橋桂子・ハーン-』が上演される。この舞台は、戦後80年を迎えた今、実在の戦争花嫁・桂子・ハーンの人生にスポットを当てたものである。原案はTBSのドキュメンタリー映画『War Bride 91歳の戦争花嫁』であり、戦後の困難な時代における真実の愛の物語を描いている。

桂子・ハーンは94歳の女性で、1951年に20歳で米兵と結婚し、海を渡った。「戦争花嫁」としてアメリカに渡った彼女は、波乱万丈の人生を送りながら、日米の架け橋となる存在であり続けた。しかし、彼女がアメリカに渡った理由や、実際にどんな困難に直面したのかは、容易に想像できるものではない。その中で彼女が抱いていた幸せや、身につけたい誇りについて、舞台は深く掘り下げることだろう。

主演の奈緒は、桂子・ハーン役としてこの物語に臨む。彼女は今年の1月に桂子と対面し、思いを直接聞く貴重な経験を持った。そして桂子と結婚する米兵フランクを演じるのは、ウエンツ瑛士。彼は約1年半のイギリス留学で得た演技力を活かし、戦争を乗り越えた人々の思いを現代に伝える。

演出と脚本


この作品は、現在人気の劇団チョコレートケーキの主宰である日澤雄介と古川健が手掛ける。彼らは史実を基にした物語づくりで高く評価されており、国内外から注目を集めている。今回の舞台でも、真実の愛が持つ力を描くことで、観客に深い感動をもたらすことを狙っている。実際に彼らが手掛けた作品には、さまざまな舞台が存在し、共感と感動を与えてきた。

桂子・ハーンとは


桂子は、アメリカ兵との結婚を決意した背景には多くの葛藤があった。敵国の軍人と結婚するということは、周囲の偏見や誤解とも戦うことであった。結婚当初は、人種差別という試練にも直面しながら、彼女は愛を貫いた。彼女自身が言うように、「私は日本を誇りにできる、そしてアメリカが誇ってくれるような女性になりたかった」という思いが彼女の心を支え続けた。

この舞台は、桂子がどのようにしてその喜びや苦悩を乗り越えたのか、彼女の人生の様々な側面を描くものになるだろう。愛に満ちた瞬間や、親子の絆、国を越えた友情について、多くの人々に感動を与えるストーリーを期待したい。

公演情報


舞台「WAR BRIDE」は、2025年8月5日(火)から8月27日(水)まで、よみうり大手町ホールで公演される。チケットはカンフェティにて発売中で、全席指定で10,000円(税込)の料金設定だ。この作品を通じて、観客がどのように過去と向き合い、愛の力を感じることができるのか、期待が高まるところです。詳細なスケジュールやチケットの購入は、公式サイトで確認できるので、興味のある方はぜひチェックしてほしい。

【公式ホームページ】https://www.warbride-stage.com/

この舞台は、ただの歴史物語ではなく、人間の喜びや悲しみを仲介する愛の物語です。観た後には必ず、何か心に響くものを持ち帰ることができると信じています。


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