サイレント映画祭
2025-08-27 15:34:26

国立映画アーカイブにて「サイレントシネマ・デイズ 2025」が開催決定!

国立映画アーカイブが贈る「サイレントシネマ・デイズ 2025」



国立映画アーカイブでの特別上映企画「サイレントシネマ・デイズ 2025」が、2025年11月25日から30日までの期間に開催されます。本イベントでは、無声映画の魅力を生演奏や弁士の解説と共に楽しめる内容となっています。

本企画の特徴


昨今、国際的な無声映画祭が注目を集める中で、日本でも独自の試みとして「サイレントシネマ・デイズ」が実現しました。その目玉となるのが、ドイツキネマテークとの共同復元プロジェクトにより甦った『除夜の悲劇』(1924年)のデジタル復元版の初上映です。この作品は、登場人物の微細な動きや表情を捉えた作品で、無字幕ながらも豊かな映像表現が堪能できます。

デジタル復元・最長版『除夜の悲劇』


特に『除夜の悲劇』は、11月26日(水)にはクラウス・プリングスハイムによるオリジナルスコアを再現した上映が行われ、11月30日(日)にはピアノ伴奏付きでの上映も予定されています。この機会に、映像作品と音楽の融合を体験してください。

齋藤寅次郎の貴重な作品も魅力


さらに、齋藤寅次郎監督の『明け行く空』(1929年)も上映され、彼のユーモアを感じることができる作品です。この作品は、日本映画史における女性脚本家、水島あやめの数少ない現存作品の一つでもあり、映画ファン必見です。

多彩な伴奏・弁士による上映も


イベントでは、様々な弁士や伴奏者による独自のスタイルで作品が楽しめます。『明け行く空』では、映画説明を佐々木亜希子氏、ピアノ演奏を永田雅代氏が担当。『大疑問』は柳下美恵氏、そして『燈台守』ではエレクトロニック・アーティストPhew氏が登場し、電子音楽と映像の融合を楽しむことができます。

映画ラインアップ


上映作品は全6プログラム6作品で構成されており、各作品の特徴を楽しんでいただけます。
  • - 『大疑問』(1919年、D・W・グリフィス監督) 伴奏:柳下美恵
  • - 『除夜の悲劇』【デジタル復元・最長版】(1924年、ルプ・ピック監督) 伴奏:長谷川慶岳
  • - 『ヴァリエテ』(1925年、エヴァルト・アンドレ・デュポン監督) 伴奏:上屋安由美
  • - 『明け行く空』(1929年、齋藤寅次郎監督) 活動写真弁士:佐々木亜希子、伴奏:永田雅代
  • - 『燈台守』(1929年、ジャン・グレミヨン監督) 伴奏:Phew
  • - 『月世界の女』(1929年、フリッツ・ラング監督) 伴奏:天池穂高

開催概要


本企画は、国立映画アーカイブで行われる最初の試みであり、無声映画の世界を深く味わうチャンスです。彼方の過去に触れ、この時代の映画の魅力を再発見してみませんか。詳細は公式サイトをぜひご確認ください。

  • - 会期: 2025年11月25日(火) - 30日(日)
  • - 会場: 国立映画アーカイブ長瀬記念ホール OZU
  • - 主催: 国立映画アーカイブ
  • - 協力: 株式会社 橋本ピアノ
  • - お問い合わせ: 050-5541-8600(ハローダイヤル)
  • - HP: 国立映画アーカイブ公式サイト

この貴重な機会をお見逃しなく!


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