韓国で開催される「第29回プチョン国際ファンタスティック映画祭」に、WOWOW製作の連続ドラマ「WI, KILL」が招待されることが決定しました。この映画祭は、エンターテインメント性の高い作品が一堂に会するアジア最大級の映画祭です。
本作「WI, KILL」は、鎖国前夜の日本を舞台に、謎の怪物「群凶」が横行する時代を描くスリリングなサバイバルスリラーです。松竹と共同で制作された本作は、歴史を題材にしながら新たなジャンルを切り開く取り組みとして注目を浴びています。また、スピンオフ作品である「I, KILL VR」も同時に XR部門で上映されます。
主演の木村文乃が演じるお凛は、いたしく変貌した群凶から大切な娘を守ろうと奮闘します。彼女は、本作に関わるスタッフに感謝の意を示しつつ、日本の文化を世界に届けることへの期待感を語りました。一方で、共演の田中樹も作品に対する思いを熱く語り、サバイバルスリラーの魅力を伝えています。
監督を務めるヤングポールは、「韓国は今やゾンビ作品の最大の輸出国であり、プチョン映画祭での上映は非常に光栄だ」と語り、これからの観客の反応を楽しみにしています。
「I, KILL VR」は、VR技術を使って物語の臨場感を増幅させ、観客に新しい体験を提供します。スタッフによると、視点を変えることで同じ出来事を異なる見方で楽しむことができ、その没入感が評価されています。これも、プチョン映画祭での上映を機に、さらなる展開が期待されます。
映画祭は、2025年7月3日から7月13日まで開催され、「WI, KILL」と「I, KILL VR」は共に特別上映として位置付けられます。
ドラマの公式初回放送は2025年5月18日です。WOWOWのオンデマンドでも第1話が無料配信される予定となっています。物語の詳細として、関ヶ原の合戦から35年後に突如現れる化け物「群凶」と、それに立ち向かうお凛の壮絶な戦いが描かれます。
本作は、実際の時代背景と独自のサバイバルスリラーの要素を組み合わせることで、観る者に興味を持たせるフックを提供しています。今後もこの作品がどのように発展していくのか、期待が寄せられています。