新たな少女映画
2025-10-02 16:38:58

坂本悠花里監督が魅せる新たな少女映画『白の花実』がサン・セバスティアン映画祭で絶賛!

坂本悠花里監督の長編デビュー作『白の花実』がサン・セバスティアン映画祭でのもとで注目を浴びる



先日開催された第73回サン・セバスティアン国際映画祭において、坂本悠花里監督の長編映画『白の花実』が正式招待を受け、ワールドプレミアとして上映されました。この作品は、文化庁の委託事業である「ndjc:若手映画作家育成プロジェクト」を通じて生まれたもので、坂本監督自身にとって初の長編作品となります。

期待の新星、登場!



坂本監督は、映画の企画・脚本の開発からパイロット映像制作までを担当し、これらを基に映画製作者に向けたプレゼンテーションを実施してきました。その中で出会ったプロデューサーの山本晃久氏と共に、映画化の道へと進んできた結果、今回の映画祭での成功を実現することができました。

特に注目を集めたのは、この作品がサン・セバスティアン映画祭のNew Directors部門でのクロージング作品として招待されたことです。この部門は、濱口竜介監督やジョナサン・グレイザー監督が名を馳せる舞台としても知られ、期待の新鋭監督たちにとって重要な登竜門となっています。

観客の心をつかむ



上映後、坂本監督と主演の美絽さんは約600人の観客からスタンディングオベーションを受け、多くの感動の声が寄せられました。「見たことのない、新しい少女映画」との評があり、「泣きたくなるほど美しい!」との絶賛も。坂本監督にとって、この作品の完成度が高く評価されていることは、製作に関わった全ての人々にとって大変嬉しい結果となったことでしょう。

坂本監督は、「自分の企画が映画化され、こうして国際映画祭に参加できることは、想像以上のことでした。支えてくれた方々に感謝し、自分がその場にいることの意味を噛み締めています」と、その喜びを表現しました。

『白の花実』の物語



映画『白の花実』は、社会に馴染めずに転校を繰り返す少女・杏菜が、静かな森の中にある女子校にたどり着くことから始まります。そこで迎えた美しく完璧なルームメイト・莉花が、彼女の人生に予期せぬ変化をもたらします。しかし、莉花は突然命を絶ち、杏菜は彼女の遺した日記を通じて、その内面の苦悩や想いを知ることになります。そして、杏菜と幼馴染の栞との関係も、莉花の存在を通じて変化していくのです。

この映画が描くのは、少女たちの複雑な感情や、完璧に見える少女の裏に隠された真実です。「完璧な少女はなぜ飛び降りたのか?」という問いが、物語の中で深く掘り下げられ、観る者の心に響きます。

公開情報



『白の花実』は、2025年に国内での上映が予定されており、特に東京国際映画祭2025でもアジアン・プレミアが決まっています。12月26日(金)には新宿武蔵野館やヒューマントラストシネマ渋谷など全国での公開も始まります。映画祭での成功を受けて、ますます期待が高まる本作の展開から目が離せません。

坂本監督のデビュー作が、国内外の映画ファンにどんな影響を与えるのか、今後の展開に期待が寄せられています。


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